「最後まで読ませる」文章力を身につけるには何をするべきか

僕は、自分のライティングスキルが誇れるものだとは思っていない。けれど、まぁ「そこそこ読める文章」という程度ではあると思う。

知り合いには読みやすいと褒めてもらえることもあるが、ネット界隈に僕くらい書ける人はゴロゴロいるのを知ってる。ネット上だけでも相当数いるのだから、紙媒体にまで戦場を広げると、ミジンコ並の戦闘力のはずだ。

ただこんな僕でも、本業でライティングしなければならないシーンが結構ある。

自社の情報発信をするには、業界の内情をよく知っている必要があるし、かといってわざわざライターさんに取材してもらうほどの予算はない。

加えて、成り行きで編集長みたいなこともする。

編集長としては当然、他の人が書いた記事をチェックし添削するわけだが、これが結構大変で壊滅的な文書に遭遇しまうと「自分でイチから書いたほうが早いんじゃないか」と思うこともある。

それであるとき気付いたのが、

「そこそこの文章も書けない人って、実はかなり多いんじゃね?」

と。

ここは日本だし、扱うのは当然日本語だし、小さい頃から日本語に関しては英才教育といってもいいくらいの環境で育ってきているはずだ。

でも書ける人が本当に少ない。

今回は「じゃあどうして僕はそこそこ書けるようになったんだ?」と疑問に思ったのが、本エントリーを書こうと思ったきっかけだ。

幼い頃から本は好きだった

最近はあまり読めていないが、小さい頃は本の虫だった。分厚い小説を最初に読了したのは、確か小学一年のときだった。タイトルは覚えていないが、ファンタジーだったのを記憶している。

当然、漢字はわからなかったので内容を完全に理解していなかったとは思うのだが、それでも面白かった。

小説の虜となった僕は、様々な本を読み漁った。

小学校の高学年頃にハマったのは三国志だ。今でも三国志は大好きで新作の三国志シリーズ(PCゲーム)の発売が決まると、クリスマスとお正月が楽しみで仕方のない少年時代のような気持ちになる。

たまたま同じように三国志を愛読書にしていた友人が近所に何人かいたので、「今日は馬から始まる武将の名前で勝負な!」と、武将名を順番に言い合ってどちらが最後まで言えるかというゲームをしながら下校していたのをよく覚えている。

今思うとオタクの典型であり、マイノリティの三国志好きが近所に複数人いたのは奇跡的だったのではないだろうか。尚、今はオタクをひた隠しにしながら生きているのは言うまでもない。

それはさておき、三国志だけでなく、水滸伝、そして日本の戦国時代の本などをとにかく読み漁った。

が、ジャンルは違えど同じように読書をしていた人はきっとたくさんいたはずだし、きっと本を読んでいたこと=文章が書けること、とはならないのではないかと思う。

mixiに出会う

こんなニュースを最近みた。

mixiまだ使っている人、7割が「毎日利用している」

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1901/25/news071.html

まだmixiコミュニティが存在していることは、なんだか嬉しい。青春時代がそこに残っているような気がするのだ。

初めてmixiに触れたのは大学生の頃。当時は招待制でしかmixiを始められなくて、友人に紹介してもらってからすぐにのめり込んだ。

知らない人のために一応説明しておくと、mixiのメインは日記だ。みんなが今日あったどうでもいいことを日記に書いて、それについてコメントし合う。友人の日常に触れることは楽しかったし、顔も見たことのない人の日記を見ることも楽しかった。

知り合いの中に面白い日記を書く人がいた。そういう人の日記にはたくさんコメントが付く。それが羨ましくて、みんなが負けじと日常を面白おかしく書く。

無論、僕も自己顕示欲を刺激された一人だ。SNSの方程式は今でも変わらないのかもしれない。

クスッとなるような出来事を文章でも同じようにクスッとさせるのは大変だ。

クスッとなった出来事には、そうなるようなバックグラウンドがあったし、登場する人の関係性も重要だ。それを読みやすく、わかりやすく伝えつつ、そのクスッとなる出来事を懸命に伝えた。

反響があったときは嬉しかったし、「力作じゃね?」と思ったときにあまり反応がなかったりすると、それが悔しくて今度こそはと、また工夫を凝らして書いた。

もしかするとこの体験が僕の文章力を向上させてくれたのではないだろうか。と思っている。

最近流行しているSNSは、ツイッターにしてもフェイスブックにしても簡潔な文章を添えることが文化になっているし、インスタに限っては単語で事足りる。

けれど、まとめる力などが伸びることはあっても、「最後まで読ませる」という文章力については身につかないのではないだろうか。

別に全ての人に読ませる文章が必要とは思わない。

伝わればなんでもいいとさえ思う。写真で可愛い女の子たちがたくさん溢れてくるInstagramは最高だ。

けれど、その分「そこそこ書ける」の希少価値が上がり、仕事面でも僕という人間の付加価値になっている。

文章力を上げるにはどうしたら良いのだろうか

よくアルファブロガーたちが「とにかく100記事ブログを書け」という。

的を得ているアドバイスだと思う。

とにかく書いては反省し、また書いては反省する作業を繰り返し、そうしなければ文章力は上がらない。

書くのが苦手だと嘆いている方をたまにツイッターなんかでお見かけすることがあるが、本が好きかどうかは関係ないし、たまたま書く機会がなかっただけなのかもしれない。全然、悲観する必要はない。

僕からアドバイスすることがあるとすれば、

「まずはブログ100記事書け」

だ。

(急にアルファブロガー気取り)

おわり。